「せっかく運動するなら、しっかり結果を出したい」
「筋トレとダイエット、どうやって組み合わせればいいの?」
そんな方のために、今回は運動効果を最大限に引き出すためのポイントを【筋トレの負荷設定】【栄養補給】【超回復】の3つに分けて解説していきます。
1. トレーニング効果は“負荷”で決まる!RMを活用しよう
筋トレの世界では、**RM(Repetition Maximum)**という考え方が基本です。
これは「〇回ギリギリできる重さ」という意味で、運動目的によって設定が異なります。
● 運動目的別の目安負荷
目的 | 負荷の強さ(RM) | 内容 |
---|---|---|
筋力・瞬発力を高めたい | 1~5RM | 短時間で限界を迎える高強度 |
筋肉量を増やしたい(筋肥大) | 8~12RM | 代謝を上げたい人にも◎ |
筋持久力をつけたい | 15~20RM以上 | 軽めの負荷で回数を重ねる |
ダイエットや代謝アップを目指すなら「10回程度で限界になる重さ」がおすすめ。
脂肪燃焼を意識するなら、「20回以上できる軽めの負荷を長時間続ける」のが有効です。
2. プロテインとアミノ酸の正しい取り方
「プロテイン=筋肉ムキムキになりたい人が飲むもの」…と思っていませんか?
実はプロテインは、タンパク質(アミノ酸)を効率よく補給するための手段で、ダイエット中の人にも重要な存在です。
● プロテインとは?
英語で「タンパク質」を意味しますが、ここでは「運動後などに効率よく摂取できる粉末状の補助食品」を指します。筋肉の材料となるアミノ酸が豊富に含まれています。
● アミノ酸スコアとは?
アミノ酸スコアとは、タンパク質の質を示す指標。20種類あるアミノ酸のうち、1つでも不足すると他のアミノ酸も無駄になってしまうため、スコア100の食品(卵・乳製品・大豆など)を選ぶと効率的です。
例えるなら、井戸の壁が全て同じ高さでないと、水がたくさん貯まらない…そんなイメージです。
● 必須アミノ酸とBCAA
人の体で作ることができないアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。特に運動に関係が深いのが以下の3つ。
- バリン
- イソロイシン
- ロイシン
この3つをまとめて「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と呼びます。運動後の筋肉修復や疲労回復に欠かせない成分です。
BCAA入りのプロテインやサプリを運動前・運動後に摂取すると、筋肉分解を防ぎつつ、回復をサポートしてくれます。
3. 「超回復」で筋肉を強くする
筋トレをすると、一時的に筋繊維はダメージを受けます。しかし、このダメージを修復する過程で前よりも強くなる――これが「超回復」です。
● 超回復に必要な時間
- 一般的に 24~48時間 の休息が必要
- 毎日同じ部位を鍛えるのはNG!
筋トレは週2~3回程度で十分。
毎日運動したい場合は、「上半身の日/体幹の日/下半身の日」とローテーションすることで、効率よく筋肉を育てることができます。
まとめ:正しい負荷+栄養+休養が、効果を最大化する!
- 運動目的に合った負荷設定(RM)を知ろう
- タンパク質とアミノ酸はタイミングが重要!プロテイン活用を
- 筋肉は休んでいる間に育つ。「超回復」を意識したスケジュールを
運動は、やみくもにやるよりも「知識を持って効率よく行う」方が、成果が目に見えて変わってきます。
自分の目的に合った運動と栄養補給を取り入れて、理想の体づくりを目指しましょう!
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